■No.4-眼 鏡 橋 |
■銘板/不明 ■開業/大正2年(1913)
■場所/福井県坂井市三国町宿1丁目
■路線/えちぜん鉄道/三国港駅−三国駅
■現地撮影/平成24年9月1日(たけちゃん)
■三国港駅のすぐ東側にあり、平成16年には「国登録有形文化財」に登録されています。たけちゃんの観察では、れんがも目地も新品になっているようです。珍しい跨線橋で、端面は4層の鋸歯。斜架角は約60度です。
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■No.5-甲中吹橋梁 |
■銘板/甲中吹橋梁 ■開業/明治20年(1887)
■場所/岐阜県瑞穂市横屋
■路線/JR東海道本線/穂積−大垣駅
■現地撮影/平成28年7月2日
■アーチ末端面の4巻の鋸歯が特徴です。側壁は石積み構造。水路用であったが現在は下部がボックスカリバートになっています。竣工寺は水路に蓋が掛かっていたのでしょうか。軽4程度なら通れる幅なので、少々傷が付いています。また、北端アーチ部は鉄板で補強されています。
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■No.6-甲大門西橋梁 |
■銘板/甲大門西橋梁 ■開業/明治20年(1887)
■場所/岐阜県大垣市和合新町2丁目
■路線/JR東海道本線/穂積−大垣駅
■現地撮影/平成28年7月2日
■滋賀県に多いアーチ末端面の4巻の鋸歯が特徴です。側壁はイギリス積み構造。車が通るのは無理なため、傷も少なく綺麗な状態です。
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■No.7-小田原川橋梁 |
■銘板/422K 010M 55 ■開業/明治17年(1884)
■場所/岐阜県不破郡関ヶ原町野上
■路線/JR東海道本線/関ヶ原駅−垂井駅
■現地撮影/平成24年8月4日
■線路沿いの農道からでも覗ける解りやすい位置にあります。水路専用です。端面の一部がセメントで塗られていますが、北側では3層までは確認できます。実は4層だと言うことが南の端面で解ります。斜架角は約70度です。
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■No.8-烏谷川橋梁 |
■銘板/不明 ■開業/明治23年(1890)
■場所/三重県伊賀市柘植町
■路線/関西本線/加太−柘植
■現地撮影/平成26年10月12日
■斜架角から求めた起拱角の理論値と実測値に大きな差があります。正径間=4.27mは関西最大の大きさです。石畳の護床工がなされ、石積4.5段に帯石、パラペット、笠石を備えいます。山崎煉瓦アーチ群の建設から14年後、意匠にも配慮がうかがえます。
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■No.9-六把野井水拱橋(ろっぱのいすいきょうきょう) |
■銘板/六把野井水拱橋 ■開業/大正5年(1916)
■場所/三重県いなべ市町員弁町下笠田
■路線/三岐(さんぎ)鉄道北勢(ほくせい)線/楚原(そはら)−麻生田(おうだ)
■現地撮影/平成27年2月28日
■斜架角から求めた起拱角の理論値と実測値は完全に合致。正径間=5.9m、斜径間9.1m。現存するコンクリートブロック製の橋では唯一のねじりまんぽです。
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■No.11-市三宅田川橋梁 |
■銘板/不明(No.とうかい51の50m南)■開業/明治22年(1889)
■場所/滋賀県野洲市野洲512付近
■路線/東海道本線(JR琵琶湖線)/野洲−守山
■現地撮影/平成26年2月23日
■起拱(きょう)角は非常に小さく(≒8°)、撤去された「安井橋梁」に次ぐ小ささです。
南側の抗口では鋸歯が確認できました。
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■No.12b-旧狼川トンネル |
■銘板/不明(No.とうかい68と平行)■開業/明治23年(1890)
■場所/滋賀県草津市南笠東1丁目(北側)〜2丁目(南側)
■路線/東海道本線(JR琵琶湖線)/南草津−瀬田
■現地撮影/平成26年2月23日
■抗口だけが”ねじれ”ているものは全国に2箇所しかありません。その一つがこの「狼川トンネル」。 トンネルは当時天井川であった狼川の下に掘られました。河川の河床掘削により中央部は撤去、北側と南側の抗口付近のみが残っています。抗口だけが”ねじれ”ているため、途中からレンガの方向折れる様に変わるのが最大の特徴で、構造的にも珍しいねじりまんぽです。
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■No.13-兵田川橋梁 |
■銘板/不明 ■開業/明治22年(1889)
■場所/滋賀県大津市杉浦町4(東)〜別保3丁目7(西)付近
■路線/東海道本線(JR琵琶湖線)/石山−膳所
■現地撮影/平成26年5月3日
■理論上の起拱角βより実測値が10°程度大きく、ねじりすぎた「ねじりまんぽ」です。階段状の側壁が特徴的な綺麗なまんぽです。複線化で生じた継ぎ目が確認出来ます。
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■No.14-篠津川橋梁(1) |
■銘板/不明 ■開業/明治22年(1889)
■場所/滋賀県大津市中庄2丁目(東)〜別保3丁目(西)付近
■路線/東海道本線(JR琵琶湖線)/石山−膳所
■現地撮影/平成26年5月3日
■理論上の起拱角βより実測値が20°程度大きく、ねじりにねじりすぎた「ねじりまんぽ」です。複線化で生じた継ぎ目が確認出来ます。篠津川橋梁(2)とボックスを挟んで連続しており、連続ねじりまんぽは他に例がありません。
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■No.14-篠津川橋梁(2) |
■銘板/不明 ■開業/不明
■場所/滋賀県大津市中庄2丁目(東)〜別保3丁目(西)付近
■路線/東海道本線(JR琵琶湖線)/石山−膳所
■現地撮影/平成26年5月3日
■側壁、坑門共にコンクリート製で、篠津川橋梁(1)の後に施工されたと思われます。施工は非常に雑で、漏水も多くなっています。起拱角βは、ほぼ理論通りです。
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■No.15-旧東川橋梁 |
■銘板/音羽台1号橋 ■開業/明治13年(1880)
■場所/滋賀県大津市逢 (付近)
■路線/旧東海道本線/旧大津駅−旧大谷駅
■現地撮影/平成26年5月3日
■廃線となった後も残っている珍しいケースです。「鉄道と煉瓦」では斜架角が75°となっていますが現地調査結果と矛盾。起拱角βは実測で29°です。さらに複線化時に「ねじりまんぽ」を継ぎ足した痕跡も発見。謎が一杯詰まったまんぽです。
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■No.16-馬場丁川橋梁 |
■銘板/不明 ■開業/明治9年(1876)
■場所/京都市西京区牛ケ瀬奥ノ防町
■路線/東海道本線(JR京都線)/桂川駅−西大路駅
■現地撮影/平成23年4月29日
■知らなかったらちょっと入る勇気の出ないような入口を入り、かがみながらコンクリートボックスの水路を進むと煉瓦が見えてきます。殆ど人目に触れたことのない幻の「ねじりまんぽ」です。
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■No.17-円明寺架道橋 |
■銘板/不明 ■開業/明治9年(1876)
■場所/京都府乙訓郡大山崎町円明寺
■路線/東海道本線(JR京都線)/山崎駅−長岡京駅
■現地撮影/平成22年4月11日
■人がしゃがんでやっとの高さです。おそらく日本一小さな”ねじりまんぽ”ではないでしょうか。床にもレンガが敷いてあります。これもめずらしいです。 「鉄道と煉瓦」では「円妙寺」と記されていますが、現場周辺は「円明寺」と表記されているので、ここでは「円明寺」と表記しています。
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■No.18-第248号橋梁 |
■銘板/不明 ■開業/明治30年(1897)
■場所/京都府相楽郡南山城村北大河原荷掛
■路線/関西本線/月ヶ瀬口−大河原
■現地撮影/平成26年10月12日
■アプローチするのに下流へ歩いて行くと小さな橋が架かっていました。その傍に運良く梯が・・・。ところが、河床に降りて20m程進むと目線ほどの高さの落差工があるではありませんか・・・・・。
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■No.20-第91号橋梁 |
■銘板/不明 ■開業/明治32年(1899)
■場所/京都府南丹市八木町八木 (付近)
■路線/山陰本線(JR嵯峨野線)
■現地撮影/平成26年3月9日
■β(起拱角)は関西幹線の第272号と競い日本で1番か2番の傾き。つまり、国内有数の大きなねじれです。また、θ(斜架角)とβ(起拱角)との関係は、理論値に概ね合致しました。
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■No.21-インクライン |
■銘板/東側「雄観奇想」、西側「陽気発処」 ■開業/明治21年(1888)
■場所/京都市東山区東小物座町
■路線/インクライン(琵琶湖疎水)
■現地撮影/平成22年3月27日
■トンネルの表裏に額があり、東側には「雄観奇想」、西側には「陽気発処」と書いてあるそうです。JR京都線のねじりまんぽ(1876年)の12年後に作られた物です。
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■No.22-奥田畑橋梁 |
■銘板/No.とうかい140/奥田畑 ■開業/明治9年(1876)
■場所/大阪府高槻市梶原/JR京都線
■路線/東海道本線(JR京都線)/高槻駅−島本駅
■現地撮影/平成22年4月10日
■「鉄道と煉瓦」では「奥田端」と記されていますが、現場には「奥田畑」とあるので、ここでは「奥田畑」と表記しています。軽四車輌やバイクが通りますので、傷だらけです。
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■No.23-門ノ前橋梁 |
■銘板/No.とうかい154 ■開業/明治9年(1876)
■場所/大阪府茨木市田中町
■路線/東海道本線(JR京都線)/茨木駅−摂津富田駅
■現地撮影/平成22年6月3日
■大型のねじりまんぽです。昔はバスも通ったとか。斜めに切った迫受石があります。
現在でも車がり、人や車の通行量は多いです。
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■No.24-東除川橋梁(ひがしよけがわきょうりょう) |
■銘板/なし ■開業/明治31年(1898)
■場所/大阪狭山市狭山4〜5丁目
■路線/南海高野線/狭山駅−大阪狭山市駅
■現地撮影/平成28年3月21日
■大型のねじりまんぽでが、市街地にあるためアクセスが難しかったです。左右岸で側壁段数が1段異なり、基礎煉瓦の段数で調整しています。上下流共に端面が目視できる数少ないまんぼの一つです。
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■No.25-安井橋梁 |
■銘板/不明 ■開業/明治7年(1874)
■場所/兵庫県西宮市郷免町
■路線/東海道本線(JR神戸線)/さくら夙川駅
■現地撮影/平成26年6月13日
■平成19年のさくら夙川駅開業に伴い見ることができなくなりました。おそらく、撤去または埋立されたものと考えられます。
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■No.26-東皿池橋梁 |
■銘板/574K226M20/東皿池橋梁 ■開業/明治7年(1874)
■場所/兵庫県西宮市郷免町
■路線/東海道本線(JR神戸線)/さくら夙川駅−芦屋駅
■現地撮影/平成23年6月9日/平成26年6月13日
■現存する我が国最古の”ねじりまんぽ”ですが、非常に残念なことに、煉瓦模様のコーティングシートですっぽり覆われています。シートの破れ目から往年の斜めになった煉瓦を垣間見ることができます。
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■No29-欅坂橋梁 |
■銘板/なし ■開業/大正4年(1915)
■場所/福岡県田川郡香春町
■路線/JR九州 日田彦山線
■現地撮影/令和5年2月16日
■端面6巻のうち、一番内側だけが「ねじり」になっていると思われるほか、欠円アーチ、迫受石がある等非常に珍しい構造を多く備えています。文献「鉄道と煉瓦」に記載あり。
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■たけちゃんが単独で調査してきました。 |
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■No30-旧折尾高架橋 |
■銘板/なし ■開業/大正3年(1914)
■場所/北九州市八幡西区南鷹見町13
■路線/西日本鉄道 北九州線
■現地撮影/令和5年2月2日、17日
■欠円アーチ、端面にのみ迫受石、斜径間が6.40mと現存する中では二番目の長さ。(実測で欅坂橋梁と同じ)等の特徴が有ります。。文献「鉄道と煉瓦」に記載あり。
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■たけちゃんが単独で調査してきました。 |
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■No.31-穿屋川橋梁 |
■銘板/422K 442M 55 ■開業/明治17年(1884)
■場所/岐阜県不破郡関ヶ原町野上
■路線/JR東海道本線/関ヶ原駅−垂井駅
■現地撮影/平成24年8月4日
■「小田原川橋梁」の西、約400m程のところに「鉄道と煉瓦」に記載の無い「穿屋川橋梁」があります。両端部、つまり出口と入口が普通の煉瓦積で、20m程進むと、三層の厚さ分広くなり”ねじりまんぽ”となっています。斜架角は約50度です。
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■No.32-姉橋(あねばし) |
■銘板/なし ■開業/不明
■場所/三重県多気郡多気町・大台町
■路線/熊野古道
■現地撮影/平成28年10月29日
■文献「鉄道と煉瓦」に記載はなく、”廃道マニア”によって平成23年に新発見されました。”ねじりまんぽ”としては国内唯一の道路橋です。笠石(Co)の有る高欄(フランス積)を備え、端面は煉瓦化粧板で覆われており(他に例なし)巻数等は不明です。
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■調査時点では「(仮)栃原(とちはら)橋梁」と表記していましたが、2021.12.30に情報提供が有り、「姉橋(あねばし)」に訂正しました。 |